ローヤルゼリーとは、若い働き蜂の咽頭腺から分泌される物質で、人間で言えば育児用のミルクのようなものです。
ミツバチは卵から孵って3日間はローヤルゼリーを食べて育ちます。3日が過ぎると、蜂蜜と花粉のミックス食に変わっていきます。ただ、女王蜂だけは例外で、3日以降もずっと、一生涯ローヤルゼリーを食べ続けます。
働き蜂と女王蜂は同じ卵から生まれますが、この食べ物の違いだけで、体長や寿命などに大きな違いが生まれます。女王蜂の体長は、働き蜂の2倍、また寿命に至っては40倍となっています。また、産卵期には1日に自分の体重の1.5倍の卵を産むという、爆発的な生命力を持ち、これもローヤルゼリーの力といえるでしょう。
前述の通り、ローヤルゼリーは若い働き蜂が咽頭腺から分泌する物質です。
はちみつは、働き蜂が花から集めてきた花蜜を体内の酵素で消化して、巣に貯めたものです。はちみつは琥珀色で、味は甘みが強く美味しいものですが、ローヤルゼリーはヨーグルトにような形状で、味は酸味があり、喉を刺すような感じの、決して美味しいものではありません。
はちみつ | ローヤルゼリー | |
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働き蜂が花から蜜を吸って、体内の酵素で消化し、巣の中で凝縮したもの | 採取工程 | 若い働き蜂の咽頭腺から分泌する、育児用のミルクのようなもの(母乳) |
甘くて美味しい 花の種類によって味や香りが変わる 成分も多少異なる(ブドウ糖と果糖の割合) ※レンゲ蜜→ブドウ糖が多い ※みかん蜜→果糖が多い |
味 |
酸味がある 喉を刺すような感じがする (生ローヤルゼリーは決して美味しくはない) |
琥珀色 花によって色が異なる ※みかん蜜→薄い ※そば蜜 →濃い 気温が下がったり、時間が経つとほとんどの場合結晶する 時間の経過や気温による発酵で色が濃く変化する |
色 |
ヨーグルト状の乳白色 ヨーグルトより少し黄色い |
働き蜂と雄蜂は、生後4日目から花粉とはちみつのミックスを食べる | 餌 |
生後3日目までの全てのミツバチが食べる 女王蜂は一生涯ローヤルゼリーを食べ続ける |
常温で保存可能 高温多湿を避け、直射日光の当たらない場所、冷暗所(冷蔵庫)で保存すると、すぐに結晶するが、発酵が止まり味と風味の変化が防げる ※結晶した蜜は50度以下の低温でゆっくりと湯煎すると、採れたてのはちみつに近い状態に戻る |
保存法 |
マイナス18度以下で保存 家庭用冷凍庫での長期保存は難しい ※磐石では濃縮脱水し、粉末化して打錠しています |
ローヤルゼリーは自然のままでは売るほど採れません。
ミツバチは新しい女王蜂が必要になった時に、ローヤルゼリーを貯めます。
上記の条件があれば、働き蜂は3日以内の働き蜂の幼虫を女王蜂に育てていく作業を始めます。
そのときにローヤルゼリーを貯め始めるのです。
ミツバチの習性を利用し、女王蜂を隔離して産卵が出来ない状態にします。人工王台に働き蜂の幼虫を移虫して女王蜂を育成させる環境を作ります。ミツバチは新女王を育成するために用意した人工王台にローヤルゼリーを貯えます。
(1つの王台に200~400mgのローヤルゼリーが貯まります)
タンパク質、炭水化物、脂肪酸(ハイドロオキシデセン酸など)など多種多様の栄養素を含みます。
8種類の必須アミノ酸をはじめとする14種のアミノ酸、ビタミン類、ミネラル、コリンエステラーゼなどの酵素も含まれ、実に40種以上の成分が含まれています。
また、まだ未発見の栄養素(R物質)が含まれるため、人工的には作り出すことは出来ません。
一つ一つの成分は微量ですが、これらの成分がバランス良く、総合的体内に取り込まれ、健康補助に役立つと考えられます。
磐石ではローヤルゼリーは適量があると考えています。
ローヤルゼリーは過剰に摂取しても、必要以上は体外に排出されると考えられます。排出するための消費エネルギーを考えると、適量を摂取して頂くのがローヤルゼリーを有効活用するためには一番重要だと思われます。
適量についてですが、磐石のネオローヤルゼリー(シルバーゴールド)は、モニタリング等で検証した結果、1日の適量として、健康体の方で5粒を目安としてお薦めしています。体調が優れない時や、仕事や学校などが忙しい時は、2~5粒を足すなどして調節して頂くと、より皆様の毎日の健康のお手伝いができると考えています。
ローヤルゼリーは活性度が大切です。含有量が多くても活性度が低ければ意味がありません。
活性度は乾燥法が大きく影響します。
磐石のローヤルゼリーは少量で効果を発揮することが活性度検査で明らかにされています。