【磐石泗水工場の炭窯】
漢方では昔から黒焼きを用い、なすの黒焼き、ニンニクの黒焼き、梅干しの黒焼きなどはよく知られています。また、食中毒や下痢などの時に炭をかじったり、木炭を砕いて服用したなどの民間療法も各地に伝えられています。昔から炭は人の生活に色々な意味で密着して利用されてきたのです。
また、豚や鶏に炭を餌に混ぜて与えることで、体質をアルカリ化し脂肪の増減を調節するなどしても利用されています。他にも牛の飼料に炭を加え、腸内細菌を整えて入室の改善と肉質の向上に使用したりもしています。魚の養殖では肝臓・腎臓機能が強化され、肝臓肥大が改善されたとの報告もあります。
炭は顕微鏡で見ると、縦にも横にも通じる無数の細かな孔があります孔の表面積は竹炭1gで約600~700平方メートル(400畳)にもなり、木炭と比較すると3倍になります。また竹炭に含まれるミネラル分は木炭の5倍になります。
このように、膨大な表面積を持つ炭は周りのものを吸収する性質によりガスや有毒物質を吸収し、水や空気の浄化、冷蔵庫や室内の脱臭などに利用されているのです。
●炭が健康に良いのは・・・
人間の腸内には100種類以上の腸内細菌が活躍しています。これらのバランスが崩れると便秘や下痢の原因になります。便秘が長く続くと、腸内で有毒菌が増え、頭痛、めまい、イライラ、不眠、肩こり、腰痛、手足のしびれ、冷えなどの原因になる場合があります。竹炭には腸内細菌のバランスを整える作用があり、それが便秘の改善に役立っているのではと考えられています。
磐石の磐石のマーベラスグリーンシリーズには竹炭を使用しています。中でも、出来る限り生命力が強いものをと「金竹」という種類の竹を使っています。金竹は九州南部から南に生息し、昔火縄銃の縄に使われていた竹で、竹の中で唯一挿し芽でつきます。 また、竹酢液には「淡竹(はちく)」と孟宗竹を使用しています。金竹は生命力が強く、健康維持のための食品には最適です。浄水や空気の浄化、お米を炊く時などに使う場合は孟宗竹や真竹のような太い丈夫なものが良いです。